D<お母さんが手紙を書いてるの知ってるよ!読んでるよ>

原「きれいな着物を着たお嬢さんが来ています。成人式の着物を着せてあげたかった、と強く思っているお母さんはいませんか?
  お嬢さんが向こうの世界に行っている人なんだけど。」
  
(うなずく方がいらっしゃる)

原「成人式をしてあげたかったってすごく思っていますか?今、成人式風の着物、振袖を着ているんだけど。
  やっぱりお母さんみたいに、すらっと細い感じの子なんだけど」

受け手「そうですね。」

原「そうですね、素敵な格好、きれいな着物で来ているのね。今の姿でいくと、18、19、20くらいの十代後半で見えます。」

受け手「17で亡くなっているんで。」

原「元々おしゃれとか好きな子だったと思います。」

受け手「そうですね。」

原「綺麗なものとか好きな子だったんじゃないかな。華やかなものとか。着物も華やかな、キラキラっとした感じで。
  この子も最期気持が落ち込んでいるように見えるんだけど。」

受け手「はい」

原 「ホルモンのバランスも思春期で崩れている時に気持も(落ち込む方に)いっちゃった感じで見えますね。
  だからお母さんには手こずらせたって言っています。
  15くらいの時だと、14、15くらいの時からお母さんを手こずらせたって言っています。
  お母さんにも結構反抗したって。言いたいことをバーっと言っちゃったりとか。」

受け手「わりといい子っていうか、繊細の子だったんで、15、16の時に学校に行かなかったとかあったんですけど、
     学校を変えるって、新しいところに決まった前日、ああ、じゃあもう晴れ晴れとして、
     次の新しい所に行けるね、っていう前日に事故で亡くなったんです。」

原「なるほど。それで、新し所を決めるところでお母さんを手こずらせたってっていう言い方をするのかな。」

受「そうかもしれません。」

原「なにかお母さんを手こずらせちゃって言うのね。彼女も自分の気持をどう整理していいかわからなかったって。
  そういうところで、お母さんに苦労かけたって言うんだけど。
  どう説明したらいいかわからないし、モヤモヤしているのをぶつけるしかない、
  そんな感じだったって。でも、繊細な子だったし、手先が器用な子だったと思うんだけど。」

受「器用だったかな?絵がすごく好きで。」

原「なにか描いたり、作ったり、そういう器用な子だった、そういうことができる子だったって、好きだったって言っていますよ。
  こちょこちょっとした細かいこともできたと思います。。。今、スッキリしているんです。
  確かにその学校のこと『残念だったね〜』って言っているんですけど、
  カラッとしているんですよ。カラッと明るく。元々さっぱりした子だったんですね。」

受「そうです」

原「でもね、向こうで学校行っているよって言って来ています。
  (この世で)学校行けなくなっちゃったんでしょうけど、元々は学校好きだったって。
  学校行くことが好きな子だったから、だから向こうで学校行っているよって。写真ありますか?」

(写真を見て)

原「これは幼い時?」

受「いえ、亡くなる一週間前に、服買ったんで、『撮って』って言って、家の中で撮ったものです。」

(皆で拝見して)

原「若く見えますね。」

受「童顔で」

原「今見える姿はもう少し成長してます。もうちょっと大人っぽい、でもお母さんと似ています。そっくり。。。。
  お母さんがそのことで、もっと早く自分が対処してあげられれば、学校のことだと思うのだけど、
  もっと早くしてあげられれば、ってそのことをすごく悔やんでいるって言って来ています。
  でも、この事故現場にお母さんは何回も行っているって言っています。」

受「そこはよく通るところで、事故の日、娘が買いに行くって、私買い物に出ちゃったんで、お金を渡していなかったから、
  じゃあ、引き返すから途中で待ち合わせしようって、近くにセブンがあるんですけど、
  そこでお金の受け渡しをするっていうんで待っていたんですけど、来なかったんですね。
  で、おかしいな、おかしいなって、何か嫌な予感がして、引き返したんです。
  セブンから近くの、16号沿いで事故だったんですけど、16号の方に向かって行ったら、
  救急車が止まっていて、ああ、娘だなってなんとなくわかって、車の下を見たら娘の足があったんです。
  事故はほんの何十秒っていう間なので、迎えに行ってればと思ったんです。
  自転車で駅まで行くって言っていたけど、
  私がその時に迎えに行っていれば、途中で待ち合わせなんかしなくて、家まで近いんだから、
  事故にあってなかったのにって、そういうことも何度も。
  電話を切って、多分2、3分後に亡くなっているんです。時間的に。」

原「そのあともお母さんはその現場を何度も通っていますか?」

受「いえ、通れないです。遠回りして。」

原「遠回りしてるの。なんだろう、お母さんの中でそこを何度も何度も思いで行っているんでしょうね。
  何度もその場所に(お母さんが)行っているって言うんですよ。」

受「その事故現場の場所のことはいつも頭にあるというか、浮かびますね。」

原「(頭に)浮かべているとそこに思いが行っているから、そのことだと思います。
  何度も何度もそこに行っているって。
  そこで、お母さんが懺悔しているように見えるんです。
  そういう風にやっているのをこの子が知っているよって。
  でも、本当にこの子ね、もう頭をきりかえているんですよね。もうしょうがないんだからさ、っていうような言い方をするの。
  もう、起きちゃったことはしょうがないよ、ってもうメソメソしていないんですよ。
  切り替えているのね。
  向こう(霊界)でやることあるしって。
  この子のおじいちゃんっていう人(霊界に)いませんか?あなたのお父さんか。。」

受「私の父親は私が19の時に亡くなって、主人の父親は3年前に亡くなっています。」

原「どっちだろう、(娘さんが)おじいちゃんの面倒も見ているからって言うんだけど。結構お年で亡くなったほう。」

受「じゃあ、主人の方の。隣に住んでいたんです。」

原「なにか、歩くのが、最後歩きづらかった?」

受「亡くなった日に骨折したんです!」

原「それを手を引いてあげているんですよ、お嬢さんが。
  その歩きづらいおじいちゃんの手を引いてあげている姿を見せるんです。
  だから、向こうの世界でおじいちゃんの面倒もみているから。
  そういうこともしているよって。学校も行っているって。
  いっぱい勉強するんだって。もともと勉強したいという気持があったのだと思います。」

受「そうですね、勉強は結構真面目にやっていて。」

原「それから、ポポだかポーだかパウだかもいるしね、って言うんだけど。ペットで向こうの世界に行っている子がいますか?」

受「向こうの世界に行っているチョコっていう、柴犬」

原「その子かな、チョコ、ポポ、(響きが)若干似てる?それもいるしねって。本当に向こうで変わらない感じ。
  学校行って、おじいちゃんもいて、わんちゃんもいて、っていう風にやっているよって。
  お母さんが、お台所でお料理を作っている時に、突然すごくこみ上げて来て、悲しくなっちゃうというのを見ているんだけど、この子が。
  ご飯を作っていても、あの子に食べさせられないということが、急にぐっと悲しくなることを言うの。それを見ているって。
  台所にいる時に悲しくなることを見ています。
  あと、手紙。この子に手紙をこの子が逝ってから書いていませんか?」

受「書いてます。」

原「それを知っているって。読んでるよって。お母さんが(自分に)手紙を書いているのを知っているって。
  読んでるって。ちゃんと読んでいるからって。
  だからもうそんなに悲しまないでって。結構しっかりしてますよ。」

受「しっかりしてる子でした。いつもなにやっているのよ、って(私が)怒られてました。」

原「そう言う感じ、そう言う感じ。」

受「ママはほっとくと何しでかすかわからないから、なんて。」

原「そう、ちょっと上から目線っぽく、わかっているからって、もうこっちでやっているんだからって。
  そういう感じに、お母さんを諭しにかかってますよ。しっかりしてるよね。手紙も読んでるし、皆向こうにいて変わらずにやっているから大丈夫だからって。
  だから、ママもやることやってって。旦那さん、パパも、パパって(お嬢さんが)呼んでいましたよね?」

受「パパって呼んでいました。」

原「パパもママの手が必要なんだからって。ママの世話が必要みたいですよ。」

受「娘が亡くなってから、すごい旦那の仕事が忙しくって、自営なんですけど、前、仕事が暇な時もあって結構不安定な時もあって、
  なぜか娘が亡くなってからひっきりなしに仕事があって、すごい忙しいんですよ。ずっと。」

原「仕事は大丈夫って言っていますよ。商売大丈夫って。それでママが必要、って言うので、ママが手伝ってあげるものがあるんじゃないですか。
  ママの手がパパには必要って言っていますよ。だから手伝えることがあれば、手伝ってあげるのか、
  純粋にご飯を作ってあげるとか普段の生活の中のことなのか、どっちかわからないけれど、ママの手が必要だよって言っています。
  だから、悲しんでいる場合じゃないらしい。」

受「(私)主人に冷たいから」

(会場笑)

原「もっと優しくね。」

受「そうなのかもしれない。」

原「だってパパはママのこと全然、ママが私が迎えに行っていればとか自分のことをすごく責めているけど、
  お前が迎えに行っていればとかそういう責めは一切していないって言っていますよ。」

受「していないですね。」

原「パパはママを全然責めてないじゃん、って言っています。お母さんは、横浜あたりから来ましたか?」

受「私は千葉県」

原「なにかお嬢さんの喋り方が横浜弁っぽく聞こえるから、神奈川なのかなと思って。〜じゃない、とか〜じゃん、って言っているので。
  じゃあ、旦那さんにも優しくしてあげて。」

受「わかりました。」

原「(お嬢さんに)心配かけないように。ちゃんと手紙は届いているので。」

受「嬉しいです。」

   ★(この3日後ぐらいに、ご主人から仕事の見積もり書を制作する仕事を30件ほど一度に依頼が来てるから手伝ってほしいと言われたそうです。)